2015年08月





診断基準には含まれないが、依存症の段階で特徴的に認められる症状として重要なのは、再発と後遺症(随伴する慢性症状)である。

一旦、依存症の状態にまで至ってしまうと、完全に元の状態に戻ることはないということだ。

一旦縁が切れていても、抜け道ができていれば、しまっているので、またその行動や物質に触れ始めると、あっという間に依存状態に戻ってしまう。これを履歴現象と呼び、脳には、一度強い快感を覚えた行動の履歴が生涯刻まれると考えられている。


依存症が恐ろしいのは、そこに陥るまで、その恐ろしさに気づきにくいということだ。はじめは、なだらかに、ゆっくりと進む。危険など感じない。その気になれば、いつでも立ち止まれると思う。むしろ良いことずくめに思える。

まず、最初の兆候として表れやすいのは、睡眠時間の乱れである。

次に見られやすい兆候は、家族や友人と出かけたり遊んだりしたがらなくなることだ。

さらに進んでくると、週末のレジャーや家族旅行に付き合うのを嫌がるようになる。

また、やらないといけないとわかっている現実の課題を怠ったり、他の楽しみに、以前のような興味を示さなくなる。

そして、いよいよ現実生活が破綻する状況に至る。学校や仕事に行かなくなる、友達付き合いをしなくなり、家にこもりっぱなしになる。

やっていても楽しむというよりも、うまくいかないことに苛立ち、不機嫌になることが増え、にもかかわらず使用を止めることができない。

楽しみのためにやるというよりも、やらないと落ち着かないのでやり続ける、という状態になる。表情は暗く、うつむきがちで、顔を合わさなくなり、口数は減って、笑顔が消える。些細なことから暴言を吐くようになる。

依存する期間が長引くにつれ、現実面でのパフォーマンスの低下が歴然としてくる。それによって、本人はますます自信を失い、現実的な課題をやりこなすことは、到底無理だと感じ始める。
現実に戻りたくても、戻る自信がないと感じ、そうした葛藤から逃れるために、またのめり込むということが繰り返される。











忍耐や自己犠牲よりも、個性や自己実現に重きを置くなかで育ってきた現代人は、程度の差はあれ自己愛的な傾向を強めている。
自己愛の特徴は、「自分を見て」という顕示欲求と、自分は人より勝った「特別な存在」でありたいという優越欲求である。そうした現代人は、常に自分に対する関心や賞賛を欲している。インターネットに多くの人が存在する理由は、そこが情報の宝庫であり、あらゆる情報、刺激的なもの、便利なもの、役立つもの、ほとんど全てが手に入るという点にあるだろうが、そうした受動的なメリットだけでなく、自分が発信し、それに対する反応が得られるという能動的、相互的なメリットが、その魅力を格段に高めている。
ことに関心や賞賛を求める現代人にとって、自分のホームページをもち、ブログやツイッターで、全国、全世界の人に自己表現をして、そこに共感的な反応や賞賛の言葉をもらえることは、大きな救いやよろこびとなる。もちろん、そこには心ない中傷や非難で傷つけられる危険も潜んでいるが、サイトの公開レベルを調整することで、そうしたリスクも避けられるようになっている。







現代社会は、交通手段の発達やグローバル化により、極めて流動性を増している。それによって人間関係が途絶されるということも多いのだが、ソーシャルコミュニケーションの発達は、そうしたデメリットを補うという役割を果たしつつある。
ただ、多くの人とつながり過ぎて、そのための維持に多大な時間を奪われ、その結果、現実の目の前の対人関係や家族との関係がおろそかになってしまうと、それもまた本末転倒ということになる危険がある。









心理学者のアブラハム・マズローは、人間の根源的な欲求を
1 生理的欲求
2 安全の欲求
3 愛と所属の欲求
4 承認欲求
5 自己現実の欲求
の5つのレベルに分けた。

インターネットゲームからプレイヤーが得ている満足は、次の3つの要素に還元できるだろう。

① 非日常的な興奮や高揚感を味わい、現実から逃避する(生理的欲求、安全の欲求)

② 仲間たちと気軽な会話を楽しみ、つながりを感じ、仲間から認められる(所属の欲求、承認の欲求)

③ 技術やレベルを上げたり、戦果を上げることで、達成感や自己効力感を味わう(自己現実の欲求)




彼らがその行為に溺れるのは、その行為が心底楽しいわけではない。現実の生活において安全を脅かされたと感じ、ゲームやネットの世界に避難場所を求めざるを得ないのである。






はるかに容易なのは、治療するよりも予防することだ。依存症に陥らないように前もって教育していくことだ。ゲーム、ことにインターネットゲームには強い依存性があり、そこにはまってしまうと、依存症という病気になり、やらないではいられなくなってしまうこと、そして、さまざまな弊害が起きることを教える必要がある。









インターネットゲームへの依存を、本当の意味で卒業するためには、それによって埋めていた心の穴を他の方法で埋めなければならない。ゲームやインターネットによって代償的に満たされている欲求を、現実の世界で満たすことのできるように、その機会や行動を増やしていく必要がある。
そこが変わっていなければ、せっかく勇気を出して、自分を変えていこうとしても、苦しさや淋しさ、空虚感から、「やはり自分にはオンラインの世界しかない」と逆戻りをしてしまう。









まず、「依存症になっているのではないか」と、疑ってみることだ。そしてそこから得られる興奮や楽しさのために、人間として最も大切なもの、時間や健康や、将来の可能性や人とのつながりといったものが、ダメにされ、壊されてしまっているのではないかと、振り返ってみることだ。もし、その時、失われたものの大きさに、悲しさや悔しさや腹立たしさが少しでもこみ上げてくれば、そしてこの状況を変えようと思う気持ちがわずかでもあれば、そこにはチャンスがある。

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あなたが自律神経失調症やうつ病になったのには、とても大きな理由があります…。

それは、「あなたの体が正常に動いているから」です。

正常に動いているのに何故病気になるのでしょうか。
人の体は、休まなければならない時に「病気」という形でそれを知らせるようになっているからです。



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実は食道の入り口と出口は働く神経がまったく違います。食道の入り口は、あなたの意識で動かせます。しかし、食道の出口はあなたの意識では動かせない自律神経が動かしているのです。
あなたが飲み込もうとした時に、食道の入り口はノドと一緒に食べ物を飲み込もうとしてくれます。
しかし、自律神経が乱れていると、食道の出口はあなたが飲み込もうとする動作と一緒に動いてくれないのです。つまり、食道の入り口は食べ物を飲み込み、食道の出口は食べ物を飲み込まない状態となります。
ノドの飲み込みづらさと胸での飲み込みづらさが重なると、食べ物を水分で流し込みたくなります。しかし、これをすると胃液が薄まり消化不良になります。






甘いものを食べると、血糖値の上がり下がりが急激に変化することになります。実はこれだけでも体は疲れてしまうのです。体というものは、常に一定に保つように働いています。
また、疲れているのに甘いものを食べると血糖値が上がるので、元気が出たような気がしてしまいます。そのため、本当は休まなければならないほど疲れているのに、仕事などをさらに頑張ってしまいます。
これがあなたの心や体に追い討ちをかけてしまうのです。



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あなたの今のストレスは克服できる量ですか?
もし、克服できそうもない量のストレスがあるならば、ストレスから逃げるしかありません。一度ストレスを排除して体力を回復させることが重要になります。
簡単に言うと、自律神経失調症やうつ病の原因であるストレスをあなたの体力に合わせて適量にすれば、あなたも元気になれるのです。









自律神経失調症やうつ病の対策は初期と後期に分けられます。初期対策は
「第一に、きちんと病院に行って検査してもらうこと。」
「第二に、ストレスから離れ休養すること。」


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時間は余らない。だから休むスケジュールを最初に入れる

時間が余ったら休もうと思っていても、今の世の中、時間が余ることはないからです。ですから時間が余ったら休むのではなく、他の用事よりも先に「休み」をスケジュールに入れてしまうようにしましょう。
休養の優先順位が低いうちに、ちゃんと順位を守って「休み」をスケジュールに入れていきましょう。
忙しいからといって休養を後回しにしていると、「休み」の優先順位が上がってしまいます。










自律神経は想像か現実かの区別がつかない。否定形の言葉もわからない。主人公もわからない。


休養の時間には、仕事やしなければならないこと、嫌なこと、気になっていることなどを考えてはいけません。
なぜなら、自律神経は想像と現実の区別がつかないからです。

あなたが実際に仕事をしている時の自律神経の反応と、仕事のことを想像している時の自律神経の反応は、ほとんど同じということになるのです。
もしあなたが、休養の時間に仕事のことを考えたら、動く神経が働いてしまい、血管が細くなり、胃腸の活動が遅くなり、心臓の鼓動が早くなり、血圧も上がるという、働いているときとまったく同じ反応を自律神経がしてしまうのです。これでは休んで疲れを取るどころか、余計に疲れてしまいます。




自律神経には否定形の言葉が通じないのは、考えないようにしようとすると考えてしまうのが人間だからです。

そのため、休養の時間は、仕事の事や嫌なことを思い出さないように考えるのではなく、楽しいことやうれしいことを考えてあげればいいのです。通常、これが趣味といわれるものになります。







例えばAさんがあなたの目の前でBさんに怒られているとします。この時、あなたも嫌な気がすると思います。それはなぜでしょう?それは自律神経は主人公がわからないからです。

つまり、あなたの頭の中では、怒られているのはAさんだとわかっているのですが、あなたの自律神経は、あなたが怒られていると思ってしまうのです。




自律神経は想像と現実の区別がつきません。つまり、あなたがリラックスした状態を十分に想像できていれば、あなたが仕事場にいる時も、休む神経が働いて十分にリラックスできるのです。





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自律神経は、あなたが意識しなくても動いてくれるのですが、逆にいうと、あなたの意思どおりには動いてくれません。胃も腸も、心臓も腎臓も、あなたが意識しないでも動いてくれる代わりに、あなたの思い通りには動いてくれません。

しかし、「呼吸」だけは別なのです。あなたが寝ていても呼吸しているように、普段、呼吸はあなたが意識しなくても自律神経がちゃんとコントロールしてくれています。しかし、呼吸は私たちが意識してコントロールすることもできるのです。

ゆっくりとした深い呼吸(腹式呼吸)をすることで、休む神経を働かせてリラックスできるのです。








自律神経失調症の方には、いくつかの共通点があります。そのひとつが「体に力が入る癖がある」ということです。あなたは今、肩に力が入っていませんか?
自律神経失調症の方の多くは、体に力が入っているため、体のゆがみを起こします。
これが動く神経をを過剰に働かせる原因になります。動く神経が過剰に働くと、さらに体に力が入るという悪循環になってしまいます。
このような方は出来るだけ体の力を抜くことを意識してみましょう。

といっても、通常は意識してもすぐに忘れてしまいます。
そこで、紙に「力を抜く」と書いて色々な所へ貼ってみてください。

なぜこういうことをするのかというと、人間は物事を習得するまで四つの段階を通るからです。

① 無意識的無能
② 意識的無能
③ 意識的有能
④ 無意識的有能


多くの自律神経失調症やうつ病の方は、体の力が抜けていないことに気がついていません。つまり①の無意識的無能なのです。
そのため、まずは力が抜けていない自分に気づかなければなりません。ですから貼り紙をするのです。貼り紙が目に入ったら体に力が入っているかを確認して、力が入っていれば力を抜けばいいのです。









自律神経失調症やうつ病の方の中には、エネルギー不足を感じるため、元気になろうとして無理に食べる方がいらっしゃいますが、逆にエネルギーを消耗して疲れてしまいます(胃腸を動かすにもエネルギーが使われます)。
胃腸が休めるということは、自律神経も休めるということです。
食べたくないときは食べない。このように、頭の欲求ではなく、体の欲求を優先させることが重要になります。昔から「腹八分目医者いらず」といって食べ過ぎは病気の元です。








「病気というものは…
あなたの必要な時に、
あなたの必要なだけ、
必要なタイミングで訪れるようになっています。」

こう考えると、自律神経失調症やうつ病もちょっと違った見方ができると思います。
同じことが起きても、考え方ひとつ、受け取り方ひとつで、そのことがストレスになったり、ならなかったりします。








きっとあなたは自分でも気づいていると思います。同じ行動をしたら同じ結果しか出ないということを。別の結果を得たいのなら、別の行動をしなければならないのです。
あとは勇気を出して行動をするだけです。









多くの方は、「治る=二度と自律神経失調症になることはない」ととらえてしまいます。

しかし、自律神経失調症に限らず、多くの病気は治ってもまたその病気になる場合があります。
治ったからといってすぐに無茶な生活に戻せば、また病気になってしまいます。うつ病や自律神経失調症も環境でなってしまうのです。

現代人はうつ病や自律神経失調症になってもおかしくない環境におかれています。
ですから、自律神経失調症やうつ病を治すには、いかにあなた自身があなたの環境を整えていくかが重要になるのです。

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