2015年07月

やばい遅刻しそう!

あなたは毎日通い慣れた道を使って通勤してます。

今朝は少し寝坊してしまいました。出勤時間ギリギリ。間に合うかどうかのタイミングです。そこで裏通りの近道を運転して職場に行くことにしました。

すると、運悪く、先日の台風の影響で橋が工事中でした。結局、大遅刻。

このとき、次のどちらの感情を持つでしょうか。

① まあ仕方がないさ
② いつもの道で行けばよかった




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正解


② いつもの道で行けばよかった

誰にでもある「後悔」ではないでしょうか。「いつもの道で行けばよかった」という考え方は、事前に「橋が渡れない可能性があることを知っていた」、もしくは「少なくともそう考える余地があった」ことを前提としています。しかし、その可能性に思い至らなかったからこそ近道を選んでしまったわけです。

事が起こってから振り返ると「前もって予測できた」「本当なら実行できたのに」と思いがちです。これを「後知恵バイアス」と言います。「あの時、株を売って置くんだった」「諦めるんじゃなかった」「告白しておくんだった」など様々な場面で現れます。

どんな出来事でもそれが生じる前には、たくさんの可能性があったはずですが、後から振り返れば現実が100%必然に見えるものです。

「やっぱりね」「そうなると思ったよ」「だから言ったじゃない」という発言は、典型的な後知恵バイアスによる錯覚です。
後知恵バイアスは当初、医者たちが自分の診断力を過信し、まるで病気を予見していたかのような発言をする傾向にあることから発見されました。「そんな生活をしていたら、病気になるのも当然だ」と。

このバイアスの悪しき点は「あれが予兆だった」と、ありもしない因果を創作して、妙な迷信を導いてしまうことです。

「後知恵バイアス Hindsight Bias」

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